現場監督を辞めたいけど辞められないと考えてしまう方へのアドバイス

現場監督は大変です。特に建設業の現場監督は、仕事を覚えて、ある程度経験を積むと、現場のことや書類・お金など管理業務が増えていくばかりです。

他の業種に比べると、現場監督は朝も早く、夕方は明日の仕事に差し支えないようにするためだけでも、17時から書類作成をしなくてはいけません。

ここでは、「このまま、ここで、現場監督を続けていて、いいのだろうか?」と悩んでいる、現場監督として、ある程度経験を積んだ、30代の男性に、少しでもアドバイスになれば幸いです。

なぜ現場監督を辞めたいのか

せっかく今まで頑張ってきたのにもったいない気がします。しかし、誰でも仕事を辞めたくなることはあります。

現場監督の仕事は、本当に自分に合っているのだろうか?もっと自分に合ったいい仕事があるのではないかと考えてしまうこともあります。

そこで、現場監督を辞めたいと感じる方を会社の大小で分けて考えてみます。

大手建設会社の現場監督の場合

他の同期に比べると、会社の評価がいいわけではない。このまま頑張っても、会社内の評価が変わることは期待できず、大変さだけが増していくように感じる。

転勤が多く、単身赴任だと子供と一緒に暮らす時間がどうしても限られてしまう。そこまでして、多少多く給料を貰っても意味がないと感じてしまう。

会社内でデキルる奴は要領もいい。その分努力もしているだろうが、割が合わない。

結局、自分の拠点をどこにすればよいかわからず、持ち家を将来建てたいが、将来に不安を感じる。

仕事は頑張っているが、わからないことも多く、それを解決するには、どうしても他の人より時間がかかる。結果、残業時間が長くなり、精神的にきつい。

地方の中小建設業の現場監督の場合

現場監督とは名ばかりで、日中は普通作業員、いやそれ以下として働き詰めになる。かと言って、現場管理書類も作らなければならず、もう限界だ。

確かに暇な時期もある。しかし、忙しい時期は本当に休日もない。これでいいのだろうか。

会社には年配の人が多く、何かあればすぐ自分に「やっといてくれ」とか「まだできてないのか」と言ってくる。「あんたが自分でやれば」と言いたいが、言えない。

仕事量の割には、給料がいいとは感じない。逆にそのくらいの給料を稼ぐのなら、もっと楽な仕事があるのではないか。

 

ということが「現場監督を辞めたい理由」として考えられます。

次にかといって、辞められないを考えてみます。

なぜ現場監督を辞められないのか

辞めても次の転職先があるのか心配

今の会社を辞めたとしても、給料面で今と同等程度の会社が見つかるかは不透明。同じ建設業で「現場監督」として働くのも気乗りしない。

今現在、ハローワークや転職サイトで実際に再就職先を探しているわけではないが、仕事が忙しくそんな暇はない。

他の業種に再就職したいが、土木関係以外の資格なし

転職するなら建設関係以外の職種に就きたい。でも免許や資格が無いと、好条件の仕事はそう簡単には見つかりそうもない。

どんな就職先でも良ければ、働き口はありそう。でもアルバイト程度の仕事では、将来の保証もなく心配になる。

結局どうするのか

〇〇したいけど、△△だからどうしよう。という考えでは進歩がない気がします。

そこで、

本当に今の現状の何に不満があるか考えてみる

今の「現場監督という仕事を辞めたい」という気持ちの根本を考えてみると

  • 今の会社で働くのがいや(人間関係)
  • 現場監督という仕事自体がいや(適正)
  • 働いている場所に不満(環境)
  • 本当はやりたいことがある(目標)
  • そこまで考える余裕はなく、いったん楽になりたい(逃避)

辞めたいけど今の会社で頑張ってみる

本当は誰しも、今の会社で働くことが、本当にいいことなのかと自問自答することは、1度くらいあります。

でも、なんとなく流されて働いているのかもしれません。

結婚して、家族ができるとなかなかそう簡単に転職はできないものです。そうやって働いている方も少なくありません。

半年後に辞めるとして、転職先を探す

誰か知り合いの方に、転職先を紹介してもらえれば違う道も開けます。

しかし、そう簡単にはいきそうもありません。

やはり、自分で転職先を探さないといけません。辞めてから探すのではなく、働いているうちに探すほうが賢い選択です。

ハローワークや転職サイトに登録して、自分で行動してみるしかありません。

何か資格を取るために勉強する。

本当にやめたいと感じ、絶対今度は現場監督以外の仕事がしたいと考えるなら、本気で何かの資格や免許を取得することを考えるべきです。

資格を取るために、今の仕事を続けながら、資格の勉強をすることは並大抵の努力が必要なことは想像できます。

しかし、やってみないと始まりません。よしっ!と思えるなら今すぐ始めてみませんか?

最後にアドバイス

大変だけど、建設業の現場監督は金銭的にはそこそこの給料をもらっているはずです。

しかし、仕事(勤務時間・休日日数)の割には、体力面や精神面で過酷な仕事です。

ひとつ言えるのは、本当に現場監督を辞めたければ、

そんなに無理して働なくてもいい!

今の給料の3分の2程度になることを覚悟できるなら、他の業種に転職してもいいのではないでしょうか?

今すぐ頭の整理がつかなかったら、半年ぐらい仕事をしなくてもいいのではないですか?その間に冷静に自分の将来を見つめ直すのもメリットがありそうですよ。

地元に帰りたければ帰ればいい。そこで、再就職先を探せばいい。

ちょっと時間を空けて、やっぱり今までの経験を生かしたほうが得だなと、感じるようになれたなら、建設業の現場監督をまたやればいい。

その時は、会社の規模ではなく、実際の仕事内容や労働条件を、しっかり調べることが大切です。

決して楽な仕事はありません。でも自分が頑張れそうな仕事はあるはずです。

悩んだらいったん立ち止まって考えることも必要です。しかし、一定期間考えたら、その先は前に進みながら考えていくことが大切に感じます。

自分の世界だけで解決しようと考えず、他人の力も借りようとすることで、少しは気分が楽になるのではないでしょうか。

以上です。

-参考-↓

https://gattiri-tomorrow.com/field-supervisor-overtime-decrease/

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