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河川の災害復旧工事でバックホウを使用して擁壁基礎コンクリート打設準備中に起こった災害事例

このページは

ドラグショベルを用いて鋼製バッカンを移動させていたところ、ドラグショベルもろとも河川に転落した

引用元⇒職場の安全サイト:労働災害事例№101413

という災害事例をpdfでダウンロードするためのページです。

この建設業に関係する災害事例を土木現場監督視点で分類すると

・工事の種類(工種)は、河川工事
・作業の種類(作業内容)は、コンクリート打設(準備)
・使用機械・工具・材料は、バックホウ
・災害の種類は、バックホウの横転による運転手の墜落

このページの目的

河川工事に従事している現場監督やバックホウの災害事例を探している方が「安全教育資料の1つとして、類似工種の災害事例を手っ取り早く見つけたい」という気持ちに答えたいと考え、作成したページです。

これより下で、上記災害事例の対策(建設業土木現場監督のコメント含む)と、pdfでのダウンロード先をご紹介します。~ノートパソコンに保存し印刷してご活用ください

すぐダウンロードするなら|2|をクリック

バックホウを使用して擁壁基礎コンクリート打設準備中に起こった災害事例の対策

1.ドラグショベルによる「ずり上げ」等の用途外使用を行わないこと。

2.バッカンを移動させるときは、十分な能力のあるクレーン等を用いてバッカンを吊り上げ、移動作業を行うこと。

3.予め作業計画を定め、リスクアセスメント等により、作業の安全性、妥当性を十分検証した上で、作業を行うこと。

4.能力向上教育等を受講させるなど、労働者に対し安全衛生教育を徹底すること。

引用元⇒職場の安全サイト:労働災害事例NO.101413
この災害事例の現場環境を現場監督目線で想像すると・・・
  • ドラグショベルはバックホウとします。
  • バッカンとはコンクリート打設時に使用する船形の鋼製容器(ホッパーではなく)を想定しています。

建設業の現役土木現場監督が考える災害防止対策

バックホウは用途外使用の原則禁止ですが

”被災者は、河川にかかる橋の東詰めから南側に向かって河床に下るスロープ上に置かれていたバッカン(鉄製の容器)を「道に上げておくように」との指示を受け、”と書いてありますので、

置かれていたということは、事前に何かの吊上げ機械によって置いたのでしょう。ただそれを「道に上げる」だけと理解できます。

ラフタークレーンでの作業が不可能だったかもしれませんが、バッカンが自重で下方へ(バックホウより遠いほうへ)ずり落ちる場所に置くべきではありません。

重機や資機材の作業計画(作業配置)を事前に確認する。

河川の災害復旧工事なので、作業スペースも限られていたと想像できます。なおさら、機械・型枠材料・コンクリート打設に必要な機材の作業配置計画を入念に打合せをし、打設方法を検討するべきだったと考えます。

河川の災害復旧工事でバックホウを使用して擁壁基礎コンクリート打設準備中に起こった災害事例をpdfでダウンロード

下の3つのリンク(どれも同じ)の1つをクリックして、お使いのノートパソコンに保存して印刷してください

この記事を書いた人

建設業の中で大多数を占める中小建設会社に所属
ずっと土木(建築ではなく)です。
かれこれ30年以上現場監督をしております。

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