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伐採した木の移動作業中、運転作業者がドラグ・ショベルを後退させたところ、後方にいた被災者が両足を履帯に挟まれて死亡した。
引用元⇒職場の安全サイト:労働災害事例№101521
という災害事例をpdfでダウンロードするためのページです。
この建設業に関係する災害事例を土木現場監督視点で分類すると
・工事の種類(工種)は、解体工事
・作業の種類(作業内容)は、立木(地面に生育している樹木)の移動作業
・使用機械・工具・材料は、バックホウ
・災害の種類は、バックホウの履帯(キャタピラ)に挟まれる(巻き込まれる)
解体工事に従事している現場監督の方が「安全教育資料の1つとして、類似工種の災害事例を手っ取り早く見つけたい」という気持ちに答えたいと考え、作成したページです。
これより下で、上記災害事例の対策(建設業土木現場監督のコメント含む)と、pdfでのダウンロード先をご紹介します。~ノートパソコンに保存し印刷してご活用ください
バックホウ(油圧ショベル)で立木の移動作業中に起こった災害の防止対策
1.無資格者にドラグ・ショベルを運転させないこと。
2.誘導員の配置、立入禁止柵の設置などドラグ・ショベルと周辺作業員の接触防止策を取ること。また、ドラグ・ショベル運転者が周囲の様子を把握でき、注意を促すことができる装置を設置すること(作業半径内感知システム、バックカメラ、バックブザーなど)
3.ドラグ・ショベル運転にかかる作業計画を書面化し、作業員に周知を図ること。
引用元⇒職場の安全サイト:労働災害事例NO.101521
建設業の現役土木現場監督が考える災害防止対策
バックホウの運転手は有資格者であることの確認
上記災害事例ではバックホウ(ドラグショベル)の運転手が無資格者だったのですが、根本的にだめ(問題外)ですね。解体工事で使用するバックホウ(油圧ショベル)のアタッチメントもフォーククローだったり、ブレーカーもあります。
新規入場時に必要な免許証(資格者証)の有無を確認することは、現場監督(現場代理人)の重要な仕事です。
バックホウの作業範囲内立入禁止の徹底
この災害事例は解体工事なので、特に現場内がごちゃごちゃしていることも考えられます。
しかし、
作業員(重機のオペレーター以外)が、バックホウの作業中に注意するべきことは、旋回範囲内や重機の死角に立ち入らないこと!であることは同じです。~現場責任者は朝の打合せ時に周知しましょう。
誘導員の配置や立入禁止措置(作業分離)を考えることも大切です。が、工事の規模や解体施工場所の広さにもよりますので、簡単にはいえません。
バックホウの運転手は周囲の確認の徹底
バックホウの運転手に「作業中は周囲の確認を徹底すること」と指導することは、大切だし重要なことです。
でも実際、重機作業中は本当に細かい操作を最新の注意を払い運転しています。バックホウには運転席から見えない資格もあります。
作業半径内感知システムやバックカメラ、バックブザー装置付きの重機を正しく使うことを運転手に指導することが現場監督の役割だと感じます。
解体工事中にバックホウで立木の移動作業中に起こった災害事例をpdfでダウンロード
下の3つのリンク(どれも同じ)の1つをクリックして、お使いのノートパソコンに保存して印刷してください
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